Summer Wind

2016.08.13 Saturday

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    2016/08/13 土曜日

     

     

    風はどこからやってくるの?

     

    と娘に聞かれた。

     


    標高1800mに届こうという

     

    亜高山帯にあるペンション村を散策していると、

     

    遠くで風の音がする。

     


    ふたたび静寂が訪れる。

     

    われわれの足音と、衣擦れの音、呼吸・・・

     

    それ以外はなんの音もしない。

     


    突然一陣の風が吹き抜ける。

     

    森の木々をたわませ、黄葉を吹き飛ばし、それは去っていく。

     

    ゴーともザーとも聞こえる音を残して。

     


    しかしその肌触りはやわらかく、

     

    ここちよい残像として

     

    心に何かを刻んでいく。

     


    それは遠い日の想い出かも知れない。

     

    娘にとっては

     

    幼い頃始めて感じた風の感触かも知れない。

     


    風はどこからやってくるのかを答えるのは優しいことではない。

     

    というのは、

     

    じつは、風は最初からここにあるからだ。

     


    風はやって来るのではなく、

     

    ぼくらひとりひとりの内なる世界にある。

     

    それがあるとき

     

    風というかたちを成してぼくらを吹き抜ける。

     


    風はいつでも

     

    いま ここに ある。

     

    《本当の自分》が いま ここに ある 限り。

     

     

     

    今日の写真:"風/Summer Wind"

     

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    from 蓼科高原ペンション・サンセット