すっかり冬ですね。

2015.11.28 Saturday

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    2015-03-13 19.40.24

    冬は野性の鹿と出会うことが格段に多くなります。


    風の音で目を覚ましました。木の梢を鳴らして吹き抜ける風の音はざわざわとまるで波の音のように聞こえます。北風だけれど歌のようにピープーとは聞こえません。もちろんそんなふうに聞こえるほど風が強いこともまれにあるのですが。

    毎年この季節は・・・つまり秋が終わって積雪が始まりすっかり冬になるまで狭間の季節ということですが・・・毎日同じ日が繰り返しているように感じることもあるほど停滞感があるのですが、今年は様相が異なります。日々が新しい1日で仔細だけれど明確な変化を見て取ることが出来ます。

    私の感性が変化したのか(変化に敏感になったのか)、実際にそうなのかはわかりません。しかし、先日の初雪以来すっかり冬になったという実感があります。景色の変化もあるし、なにより気温の低下もありますが、本質は音の聞こえ方が明確に変化したと言うことがあります。

    冬は、とりわけ氷点下20℃にもなる当地のような場所では空気の密度がはっきりと変わって濃密になるので音がより硬質な明瞭なものになります。音の伝わり方も良くなったように感じます。

    それはさておき、蓼科高原の各スキー場では昨日辺りからゲレンデの雪撒き作業が始まっています。真夜中でも人工降雪機のブーンと言う微かな音と作業等のナトリウム灯のオレンジ色の光がスキー場上空を照らしています。それは何ともロマンチックな風景ではあります。

    すっかり「死んだふり」を決め込んだ森の樹木たち(そのようにして彼らは厳冬を耐え抜くのですが)の沈黙を破って、そこには命の気配ひとびとの営みを感じることが出来ます。見下ろす街の灯りもまた、そこに息づくたくさんの命の光の温もりを感じさせてくれます。

    しかし、ここの冬はほんとうに美しく静謐(せいひつ)に満ちています。聖なる季節と言ったらいいのでしょうか、個人的にはこの冬が好きです。それに見合った厳しい季節でもあるのですが。

    2015年11月28日 土曜日

    from 蓼科高原ペンション・サンセット